JR東日本は9月7日、省エネ運転の推進を発表した。これは2050年度の温室効果ガス排出量「実質ゼロ」実現に向けた取り組みの一環だ。山手線約1,000台分の走行データから、列車の加減速時間を短く抑えて惰性による走行時間を増やすことで、駅間の所要時間は従来と変わらずに消費電力を削減することができることが判明した
今回の「惰性運転」により、山手線が1年間に消費する電力は約500万キロワット少なくできることが明らかになった。それに伴い、二酸化炭素の排出量も年間1,400トン程度削減できる計算となる。
JR東日本は今後に向け「将来的には運転中に最適な操作を指示できるシステムの構築など支援の拡大を目指す」としている。