三井住友FG、ネット・ゼロの実現に向けて中堅・中小企業を支援。トランジション・ファイナンス重視の姿勢

9月28日、三井住友フィナンシャル・グループは2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、グループのシンクタンク機能も活用して企業の事業構造転換を支援すると発表した。

ブルームバーグ主催のBNEFジャパン・フォーラム2021では、三井住友FGのチーフ・サステナビリティ・オフィサーを務める伊藤文彦氏が、さまざまな業界・企業の「移行への取り組み」を支援する「トランジションファイナンスが大事になる」と述べた。

サステナブルファイナンスについては、今後日本では分野別にロードマップを作成して移行を支援するトランジションファイナンスが主流となるとみられている。

中堅・中小企業などに対しては、傘下の日本総研などと協力してマテリアリティ(重要課題)を特定し、評価指標(KPI)を導き出すなど、「入口から寄り添ってネットゼロを実現する」と述べている。

【参照ページ】三井住友FG、ネットゼロへ企業に助言-トランジション重視 (訂正)

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る