
4月17日、英国政府は自主的カーボン及び自然市場の信頼性向上に向けた新方針を発表した。企業や団体によるクレジット取引の明確な基準を設けることで、同市場を気候変動対策と経済成長の両立を可能にする手段として強化する。
本方針では、「良質なクレジット」の定義を明確化し、使用目的の開示を企業に義務付け、年次のサステナビリティ報告に反映させる。また、2050年までにカーボン市場が最大2,500億ドル、自然市場が690億ドルの規模に成長する可能性が示された。
先住民や地域社会の権利を重視する「高信頼性クレジット(CCP)」の活用促進も明言され、国際基準整備における英国の主導的立場が強調された。政府は12週間にわたりパブリック・コンサルテーションを実施し、民間や業界から意見を募る。
(原文)UK backs businesses to trade carbon credits and unlock finance
(日本語参考訳)英国は企業による炭素クレジットの取引と資金調達を支援