ゴールドマン・サックス、北米の水管理企業Atlas-SSIを買収

4月1日、ゴールドマン・サックス・オルタナティブスのサステナブル投資チームが、北米の水管理機器の供給企業Atlas-SSIホールディングスを買収したと発表した。

Atlas-SSIは、産業、公益事業、自治体、商業施設向けに水管理用スクリーンやゲート、バリアを設計・製造・サービス提供している。プラスチックなどの汚染物質除去や水生生物保護を通じて、持続可能な水環境づくりに貢献している。

同社はゴールドマン・サックスのグローバルネットワークとリソースを活用し、新市場への展開や製品ライン拡充を目指す。北米では水インフラ投資が拡大しており、データセンターや電化による電力需要増加も追い風となっている。

Atlas-SSIのCEOポール・ルイスは「ゴールドマン・サックスとの提携により、重要インフラと生態系を守る革新的な水管理ソリューションの提供を加速できる」と述べた。

ゴールドマン・サックス側も「Atlas-SSIは北米で唯一、米国製の高信頼機器を一貫提供できる企業だ」と評価している。

(原文)Sustainable Investing at Goldman Sachs Alternatives Completes Acquisition of Atlas-SSI

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