Pernod Ricard、消費者の責任ある選択を促す先駆的なグローバル・デジタル・ラベル・ソリューションを開始

6月27日、Pernod Ricardは、業界における積極的な取り組みとして、消費者が購入する商品と責任ある飲酒について、より良い情報を提供するためのデジタルラベル・システムの立ち上げを発表した。

本取り組みは、製品の内容や健康情報についてより透明性を求める消費者の要望に、効率的な解決策を提供することを目的としている。2022年7月に欧州でパイロットプログラムを開始し、2024年までにグループの全ブランドでグローバルに展開する予定だ。

2021年、Pernod Ricardは、責任ある飲酒のための国際連盟のコミットメントを支援するため、妊娠中の飲酒に対する既存の警告ロゴを補完し、未成年の飲酒と飲酒運転に対する2つの警告ピクトグラムをパッケージに追加することを発表した。そして今回、製品と健康に関する情報提供の面で、さらに一歩進んだ取り組みが行われた。Pernod Ricardの各ブランドのボトルの裏ラベルには、近々QRコードが表示される予定だ。スマートフォンで読み取ると、消費者は各商品の以下のような関連情報がわかるプラットフォームにアクセスできるようになる。

Pernod Ricardが欧州ワイン・スピリッツ協会と共同で提供する成分表と栄養成分表
②アルコールの消費に関連する健康リスクに関する情報、および自国での関連情報の入手先
③自国の政府当局が発行する責任ある飲酒のガイドライン(標準的な飲み物や飲んではいけない人についての情報、消費者情報サイトへのリンクなど)

これらのコンテンツは、国によって異なる飲酒に関するガイドラインなど、地域の特性に合わせ、現地の言語で表示される予定だという。

【参照ページ】
(原文)Pernod Ricard launches a pioneering global digital label solution to foster responsible consumer choices
(日本語訳)Pernod Ricard、消費者の責任ある選択を促す先駆的なグローバル・デジタル・ラベル・ソリューションを開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【PR】10/28   サステナビリティパフォーマンスを重視した情報開示

    2025-10-14

    【PR】10/28 サステナビリティパフォーマンスを重視した情報開示

    ISS ESG評価の視点と実務対応の最前線 ISSコーポレート・ソリューションズ(I…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る