RWEとタタ・スチール、グリーン産業革命とウェールズにおける洋上風力発電を支援する新たなパートナーシップを締結

6月29日、ウェールズ最大の電力会社であるRWEは、ケルト海でのプロジェクトで使用されるハイテク浮体式風力発電の基礎や構造物に使用可能な鉄鋼部品の生産を理解・検討するため、タタ・スチールと新しいパートナーシップを締結した。

業界のリーダーである両社は、ケルト海でのギガワット規模の浮体式洋上風力発電プロジェクトにおいて、タタ・スチールから供給可能な浮体式風力発電技術の鋼材を特定するために協力する予定だ。本協定により、両社は知識と専門性を共有し、より広範な産業の脱炭素化とウェールズの経済発展を支援するという共通のコミットメントを示すことができるようになる。

RWEは、クラウン・エステートの今後のリースラウンドの一環として、ケルト海にギガワットスケールの浮体式風力発電プロジェクトのパイプラインを展開することを提案している。このプロジェクトが成功すれば、RWEの革新的な脱炭素ハブであるペンブロークネットゼロセンターの主要な部分を形成し、RWEのあらゆる分野の脱炭素ノウハウを集約して、南ウェールズにおけるネットゼロへの移行をサポートすることになる。

この協定により、両社はケルト海のリースプロセスの一環として、必要に応じてクラウン・エステートに技術支援や専門知識を提供することが可能になる。

【参照ページ】
(原文)RWE and Tata Steel enter new partnership to support green industrial revolution and offshore wind power generation in Wales
(日本語訳)RWEとタタ・スチール、グリーン産業革命とウェールズにおける洋上風力発電を支援する新たなパートナーシップを締結

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