RWEとタタ・スチール、グリーン産業革命とウェールズにおける洋上風力発電を支援する新たなパートナーシップを締結

6月29日、ウェールズ最大の電力会社であるRWEは、ケルト海でのプロジェクトで使用されるハイテク浮体式風力発電の基礎や構造物に使用可能な鉄鋼部品の生産を理解・検討するため、タタ・スチールと新しいパートナーシップを締結した。

業界のリーダーである両社は、ケルト海でのギガワット規模の浮体式洋上風力発電プロジェクトにおいて、タタ・スチールから供給可能な浮体式風力発電技術の鋼材を特定するために協力する予定だ。本協定により、両社は知識と専門性を共有し、より広範な産業の脱炭素化とウェールズの経済発展を支援するという共通のコミットメントを示すことができるようになる。

RWEは、クラウン・エステートの今後のリースラウンドの一環として、ケルト海にギガワットスケールの浮体式風力発電プロジェクトのパイプラインを展開することを提案している。このプロジェクトが成功すれば、RWEの革新的な脱炭素ハブであるペンブロークネットゼロセンターの主要な部分を形成し、RWEのあらゆる分野の脱炭素ノウハウを集約して、南ウェールズにおけるネットゼロへの移行をサポートすることになる。

この協定により、両社はケルト海のリースプロセスの一環として、必要に応じてクラウン・エステートに技術支援や専門知識を提供することが可能になる。

【参照ページ】
(原文)RWE and Tata Steel enter new partnership to support green industrial revolution and offshore wind power generation in Wales
(日本語訳)RWEとタタ・スチール、グリーン産業革命とウェールズにおける洋上風力発電を支援する新たなパートナーシップを締結

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る