4月14日、Appleはバリューチェーン全体での排出量削減に向けた施策を発表した。同社は再生可能エネルギーへの大規模な投資を行い、サプライチェーンに含まれる数十社のメーカーによるApple製品の生産に必要なクリーンエネルギーの調達や、Apple製品の使用に伴う気候影響への対処を支援する。
Appleのカーボンフットプリントの70%以上は、製品の製造に使用されるエネルギーから生み出されている。Appleは最近のGreen Bond Impact Reportの中で、サプライヤーがエネルギー使用量を減らし、再生可能エネルギーに移行できるようにすることを目的としたプログラムへの投資について概説している。
Appleは、北米の企業であるDuPontとMicron、韓国のサプライヤーであるLG DisplayとSamsungに加え、ヨーロッパで11社、中国で23社、日本で20社が新たにプログラムに参加し、グローバルなサプライチェーン全体で数十のクリーンエネルギーに取り組むことを発表した。
同社はまた、テキサス州ブラウン郡にある2,300エーカーのIP Radian Solarプロジェクトなど、自然エネルギープロジェクトへの直接投資についても紹介し、Apple製デバイスの電源に使われるエネルギーによる排出に対処することを目的とした。Appleによると、顧客が機器の電源として使用する電力は、同社のカーボンフットプリントの22%を占めている。
【参照ページ】
(原文)Apple helps suppliers rapidly accelerate renewable energy use around the world
(日本語訳)Apple、世界各地でサプライヤーが再生可能エネルギーの利用を大幅に加速できるよう支援