Southwest航空、気候変動の目標達成のために、「Reduce, Replace, Offset」戦略を立ち上げ

 

10月19日、Southwest航空はカーボンニュートラルを維持するための10年計画を発表した。この計画には、シートマイルあたりの排出量の削減、持続可能な航空燃料の使用量の増加、残りの排出量の相殺を目的とした一連の目標、行動、イニシアティブが含まれている。

Southwest航空は、機材の近代化、路線の最適化、対象となる地上サービス機器の電化などにより、2030年までにスコープ1および2を含む利用可能なシートマイルあたりの炭素排出量を少なくとも20%削減することを目指している。

また、2030年までにジェット燃料の総消費量の10%を持続可能な航空燃料(SAF)に置き換えることを目標とし、Neste社、Marathon Petroleum社、Phillips 66社、Deloitte社、Siemens社、Zurich North America社などの企業とのSAFのコラボレーションやパートナーシップを発表している。

排出量をオフセットするために、Southwest航空は米国の航空会社としては初めて、ロイヤルティポイントによるカーボンオフセットの提供を行う。また再生可能エネルギー証書を購入することにより、2021年5月時点でダラスのコーポレートキャンパスの電力を100%再生可能エネルギーで賄う。

【参照ページ】
(原文)Southwest Airlines Announces 10-Year Environmental Sustainability Plan
(日本語訳)Southwest航空、気候変動の目標達成のために、「Reduce, Replace, Offset」戦略を立ち上げ

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-8-29

    CDPが新報告書を発表、上流Scope 3排出量の課題と解決策を提示

    CDPは6月、企業の上流Scope 3排出量に関する新たな報告書を発表した。本報告書では、サプライ…
  2. SBTiのカーボンクレジット方針見直しとその影響:基準の見直しの最新議論を解説

    2024-8-27

    SBTiのカーボンクレジット方針見直しとその影響:基準の見直しの最新議論を解説

    SBTi(Science Based Targets Initiative)が2024年に発表した…
  3. 2024-8-27

    オーストラリア上院、企業にサステナビリティレポートを義務付ける法案を可決

    8月22日、オーストラリア上院は法人法およびその他8つの法律を改正し、新たな気候関連財務報告要件を…
ページ上部へ戻る