Upright、比較可能なダブルマテリアリティ評価を導入(50,000社以上の企業向け)

3月、持続可能性技術の分野で注目を集めるUprightは、50,000社以上の企業を対象にしたダブルマテリアリティ評価の新しいデータベースを発表した。この画期的なソリューションは、企業が効率的にCSRD(持続可能性報告指令)に準拠することを可能にし、投資家にとっては持続可能性に関連するリスクと機会を効果的に管理する手段を提供する。

ここ数か月では、EUオムニバスの影響を受けて、CSRDが持続可能性の議論の中心となっている。しかし、企業や投資家は、ダブルマテリアリティデータをどのように実用的な洞察に変えるかで苦慮しているのが現状だ。

Uprightの新しいプラットフォームは、科学に基づくインパクト定量化の8年にわたる専門知識を活かし、ダブルマテリアリティを大規模に評価するための初のデータエンジンを開発した。このソリューションは、ユーロ・ストックス50企業や未上場の中小企業、さらには世界最大級の金融機関によって既に利用されており、深さと効率を兼ね備えている。

このプラットフォームにより、企業はデータ駆動型の堅牢なダブルマテリアリティ評価を更新したり、初めての評価を効率的に作成したりすることが可能になる。また、投資家は、意見に偏ったESG調査に頼ることなく、世界で最も包括的な持続可能性フレームワークを活用して、財務に影響を与える前にポートフォリオのリスクと機会を特定することができる。

Uprightのこの取り組みは、すべての企業と投資家が個別に対応策を模索するよりも効率的であるとされ、持続可能性に関する情報の活用を大きく前進させる可能性がある。

【参照ページ】
(原文)Upright introduces comparable double materiality assessments for 50,000+ companies
(日本語参考訳)アップライト社、50,000社以上の企業に比較可能な二重重要性評価を導入

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