Microsoftとブラジルの環境スタートアップre.green、炭素除去契約締結

Microsoftと気候変動対策のスタートアップ企業Re.greenは、大規模な炭素除去クレジットの契約を結んだと発表した。Microsoftは、15年間で約300万トンの炭素除去クレジットを購入する。

同契約によりRe.greenは、ブラジルで最も森林が破壊された地域である大西洋岸地域を含めた、ブラジル全土の16,000 ヘクタール以上の森林を復元するため、少なくとも 1,070 万本の樹木を植えることを目指している。植林には全て在来種を使用し、生物多様性の保全と労働力の育成を支援するとしている。プロジェクトでは、衛星画像、ドローン、クラウドベースの機械学習モデルを利用するなど、科学技術を活用することが想定されている。

Re.greenのThiago Picolo CEOは、このパートナーシップがブラジル市場の成長に大きな可能性をもたらすことを強調しており、ブラジルにおける炭素クレジットの成長をうかがわせる。

【参照ページ】
(原文)re.green signs a landmark forest restoration project with Microsoft

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る