デロイトとサークルエコノミーコンサルティング、企業の循環経済支援で協働

1月24日、デロイトとサークルエコノミーコンサルティングは、企業が拡大する循環経済の機会を実現し、サステナビリティの目標を達成できるよう支援することを目的とした、新しいパートナーシップの立ち上げを発表した。

サークルエコノミーコンサルティングは、循環経済に焦点を当てたインパクト組織であるサークルエコノミー財団から独立して新しく設立されたインパクトコンサルティングファーム。 新しいパートナーシップに加えて、デロイトとサークルエコノミー財団は「サーキュラリティギャップレポート2024」を発表した。

本報告書では、バージンマテリアルの削減とマテリアルの流通維持を目的としたサーキュラーエコノミーの概念への関心が近年急速に高まっている一方で、二次材料の割合は減少し続けており、未使用材料は依然として経済に流入する抽出材料の大部分を占めている事実が明らかにされた。

デロイトによると、今回の提携は、材料採取を削減し、サプライチェーンの回復力を高める取り組みを支援することに加え、2026年までに20~30億ドルの市場になると予想される循環経済における企業の機会へのアクセスを支援することを目的としている。 両社は、本提携を通じて、戦略の設計、複雑な規制への対応、変革の導入からデータ分析、進捗状況の測定、報告に至るまで、さまざまな分野でのサポートを通じて企業を支援できると述べた。

【参照ページ】
(原文)Study: Global circularity still in decline despite circular economy ‘megatrend’
(日本語参考訳)デロイトとサークルエコノミーコンサルティング、企業の循環経済支援で協働

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

アーカイブ

ページ上部へ戻る