ネスレ、アフリカで牛乳・植物原料ブレンドの粉末飲料を発売

10月17日、食品世界大手スイスのネスレは、中央・西アフリカで、牛乳と植物原料をブレンドした同社初となる手頃な価格で栄養価の高いインスタントパウダー「ニド・ミルク&ソーヤ」を発売した。

本製品は、牛乳と地元産大豆の組み合わせにより、タンパク質や食物繊維などの必須栄養素を、鉄分、カルシウムを含む。牛乳は、タンパク質、カルシウム、ビタミンといった栄養素の重要な供給源である。植物由来の原料もまた、タンパク質、必須アミノ酸、健康的な脂肪、その他栄養素の重要な供給源であり、持続可能な利点がある。コートジボワールのアビジャンにある地域R&Dセンターにて、ネスレの専門家が現地で開発した。

開発にあたっては、スイス・コノルフィンゲンのR&Dセンターにある「R+Dアクセラレーター」を通じ、乳製品と乳製品代替品に関する同センターの専門知識を活用。センターでは、牛乳と植物原料の両方を組み合わせた新しいコンセプトを迅速に開発し、テストを行っている。

2022年、ネスレは、牛乳と大豆、フルーツをブレンドした栄養価の高い粉末飲料を開発し、アジアで初めて試験的に販売している。

【参照ページ】
(原文)Combining the goodness of milk and plant ingredients
(日本語参考訳)ネスレ、アフリカで牛乳・植物原料ブレンドの粉末飲料を発売

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る