アルプラとTÖNISSTEINER、再生素材100%の再利用可能ペットボトルを開発

10月10日、プラスチック世界大手オーストリアのアルプラと独ミネラルウォーター製造Privatbrunnen TÖNISSTEINER Sprudelは、リサイクル素材のみを使用した再利用可能なペットボトルを開発した。

本ペットボトルは、製造時の資源を節約し、CO2消費を抑える。使用されているリサイクルPET(rPET)は、アルプラ・リサイクリングが製造・提供を行う。ラベルとキャップは対象外となる。

rPETは従来製品に即しており、TÖNISSTEINERの既存の12本入りボトル・ケースとの使用が可能である。また、標準化されたボトル・ケースに最適化して返却することで、リサイクルをスピードアップし、卸売業者や小売業者のボトル選別作業を軽減することもできる。

本ペットボトルは、製品寿命が尽きると、アルプラのリサイクル工場で100%クローズド・ループ・リサイクルを行い、rPETとして新しいボトルに活用される。レーザーマークで、リサイクル数を示し、詰め替え段階での品質管理も補完する。

【参照ページ】
(原文)ALPLA AND TÖNISSTEINER REALISE REUSABLE PET BOTTLE MADE ENTIRELY OF RECYCLED MATERIAL
(日本語参考訳)アルプラとTÖNISSTEINER、再生素材100%の再利用可能ペットボトルを開発

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る