アルプラとTÖNISSTEINER、再生素材100%の再利用可能ペットボトルを開発

10月10日、プラスチック世界大手オーストリアのアルプラと独ミネラルウォーター製造Privatbrunnen TÖNISSTEINER Sprudelは、リサイクル素材のみを使用した再利用可能なペットボトルを開発した。

本ペットボトルは、製造時の資源を節約し、CO2消費を抑える。使用されているリサイクルPET(rPET)は、アルプラ・リサイクリングが製造・提供を行う。ラベルとキャップは対象外となる。

rPETは従来製品に即しており、TÖNISSTEINERの既存の12本入りボトル・ケースとの使用が可能である。また、標準化されたボトル・ケースに最適化して返却することで、リサイクルをスピードアップし、卸売業者や小売業者のボトル選別作業を軽減することもできる。

本ペットボトルは、製品寿命が尽きると、アルプラのリサイクル工場で100%クローズド・ループ・リサイクルを行い、rPETとして新しいボトルに活用される。レーザーマークで、リサイクル数を示し、詰め替え段階での品質管理も補完する。

【参照ページ】
(原文)ALPLA AND TÖNISSTEINER REALISE REUSABLE PET BOTTLE MADE ENTIRELY OF RECYCLED MATERIAL
(日本語参考訳)アルプラとTÖNISSTEINER、再生素材100%の再利用可能ペットボトルを開発

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る