H&M、790億円超グリーンボンドを発行 気候変動と循環の目標に資金を提供

H&M、790億円超グリーンボンドを発行。気候変動と循環の目標に資金を提供

10月19日、ファッションとデザインのブランド企業であるH&Mグループは、気候変動と循環のロードマップを含む同社の環境イニシアティブを支援するため、第1回グリーンボンドを発行し、5億ユーロ(約790億円)を調達すると発表した。

H&Mのユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)プログラムに基づく8年債の募集は強い需要があり、発行は3.5倍を超える申し込み超過となり、総注文簿は17.5億ユーロ(約2,700億円)を超えた。

今回の募集は、最近発表されたH&Mグループのサステナブル・ファイナンス・フレームワークに続くものである。同フレームワークには、グリーン・ファイナンスとサステナビリティ・リンク・ファイナンスの両方のフレームワークが含まれている。

グリーン・ファイナンス・フレームワークは、グリーンボンドによる資金調達の対象となるグリーン・プロジェクトを規定しており、そのカテゴリーには、サーキュラー・エコノミー、グリーン・ビルディング、再生可能エネルギー、エネルギー効率、持続可能な水管理と廃水管理などが含まれる。

【参照ページ】
(原文)H&M Group issues inaugural EUR 500 million green bond to support financing of its circularity and climate roadmap
(日本語参考訳)H&M、790億円超グリーンボンドを発行。気候変動と循環の目標に資金を提供

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-4

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の最終提言公表から1年が経過し、自然資本に関連する開…
  2. 2025-11-4

    英国、ESG評価機関の規制導入へ—透明性・信頼性向上で市場競争力を強化

    10月27日、英国金融行為監督機構(FCA)は、政府が環境・社会・ガバナンス評価機関をFCAの監督…
  3. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る