
4月16日、クリーン経済向け資本市場インフラの構築を目指すクラックス(Crux)は、ロワーカーボン・キャピタル主導のシリーズB資金調達で5,000万ドルを獲得した。既存投資家であるアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)やアーデント・ベンチャー・パートナーズ、CIV、ニュー・システム・ベンチャーズ、スリー・ケアンズ・グループに加え、ジャイアント・ベンチャーズやアクルー・キャピタル、リバティ・ミューチュアル・ストラテジック・ベンチャーズ、マスミューチュアル・ベンチャーズ、オーマーズ・ベンチャーズが新たに参画した。今回の調達により、累計資金は7,700万ドルを超える。
クラックスは昨年、税額控除取引70件以上を仲介し、6,300を超える市場参加者からなるネットワークを形成。クリーンエネルギー・製造業プロジェクトの資金調達を支援する「クラックス債務マーケットプレイス」も開始した。
今後は、税額控除や債務商品の流動性・効率性向上に加え、AI活用による取引の迅速化や、ソフトウェア基盤の強化、データルームおよび契約支援機能の充実を進める。さらに、30億ドル以上の税額控除取引データに基づく市場インサイトを活用し、意思決定支援を提供していく。
(原文)What our $50M Series B means for Crux partners
(日本語参考訳)Cruxのパートナーにとって、5,000万ドルのシリーズBが意味するもの