サステナビリティ報告を革新する「LEO」登場

4月10日、ESG Bookとボストン コンサルティング グループ(BCG)は、Google Cloudを基盤とするサステナビリティ報告プラットフォーム「LEO」の正式ローンチを発表した。

企業や金融機関は、サステナビリティに関するデューデリジェンスと開示要件への対応を迫られているが、依然としてデータの不備や非効率性が課題となっている。これに対応するため、LEOは標準化されたデータ収集と報告を支援し、規制対応やリスク管理、機会創出を効率化する。

LEOは、ESG BookのプラットフォームとBCGのサステナビリティデータテンプレートを活用し、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)やグローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI)などの国際基準に準拠。20万件以上の開示データによるスマートな事前入力機能も備え、報告作業を大幅に軽減する。

ING、ロイズ、ナットウエストなどの金融機関がLEOの導入・試行を開始し、サプライチェーンのレジリエンス強化やリスク管理支援に活用されている。

(原文)ESG Book LEO Launches to Transform Sustainability Reporting for Corporates and Financial Institutions
(日本語参考訳)企業と金融機関のサステナビリティ報告を変革するESGブックLEOが発刊

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-22

    経済産業省、企業の競争力強化を目指す「ダイバーシティ経営レポート」を発表

    4月7日、経済産業省は「多様性を競争力につなげる企業経営研究会」の議論を基に、企業価値向上につなが…
  2. 2025-4-21

    中国財政部、6億元規模の人民元建てグリーンボンドをロンドン証券取引所に上場

    4月3日、中国財政部(MOF)は、人民元建てグリーンボンド6億元分(満期3年および5年、約118億…
  3. 2025-4-18

    IFRS財団とTNFD、自然関連財務情報開示で正式に協働へ

    4月9日、IFRS財団と自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、自然資本に関する情報開示…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る