5月23日、オルタナティブ投資運用会社Hamilton Laneは、社会・環境インパクトに特化したファンド「Hamilton Lane インパクト・ファンドII」を3億7,000万ドル(約520億円)で最終決済したほか、セパレートアカウント内で5億ドル(約700億円)以上のサステナブル投資資金を調達するなど、同社のサステナブル投資プラットフォーム全体で8億5,000万ドル(約1,180億円)超を調達したと発表した。
2021年に開始されたインパクト・ファンド IIは、バイアウト、グロース、後期ベンチャー、クレジット、リアルアセットなど、地域や戦略を問わず直接投資を行い、変革技術、イノベーション、効率性への投資に重点を置いている。投資対象は、クリーンエネルギーの転換、持続可能なプロセス、健康と福祉、地域開発に焦点を当てた企業である。
Hamilton Laneによると、インパクト・ファンド IIはこれまでに9件の投資を行い、主にスマートで効率的な都市、オンライン労働力訓練と教育、風力タービンやエネルギー貯蔵システムの設計と製造、炭素追跡と管理などのテーマで、変革的技術、イノベーション、効率を活用した成長投資を対象にしている。
3億7,000万ドル(約520億円)の資金をコミットした本ファンドは、2020年7月に9,500万ドル(約130億円)以上のコミットで最終クローズを発表した前身ファンド「インパクト・ファンド I」の約4倍の規模となっている。
【参照ページ】
(原文)Hamilton Lane Expands Sustainable Investment Platform, Raising More than $850 Million with Close of Second Impact Fund and Across Separately Managed Accounts
(日本語参考訳)Hamilton Lane、持続可能な投資プラットフォーム向けに1,180億円超を調達