Carlsberg Group、再生可能農業への移行に進捗

3月7日、デンマークの多国籍ビール会社であるCarlsberg Groupは、グローバルサプライチェーン全体で再生可能農業への移行を目指す目標の進捗を報告した。同社は、英国、フィンランド、フランスの3つのパイオニアブランドとともに、2040年までに100%再生可能な農法を採用するための道のりで「前進」していると述べた。

同ブランドの取り組みは、最近開始したESGプログラム「Together Towards Zero and Beyond」の中で、グループの新しい目標「ZERO Farming Footprint」の一部を構成している。

Carlsberg Groupは、2030年までに全農業原料の30%を再生可能な資源から調達し、2040年までに100%を達成することを約束した。本取り組みは、生物多様性の促進、土壌の健全性の回復、自然な二酸化炭素の吸収を支援することを目的としている。同社は、再生農業は気候変動と生物多様性の損失に対する闘いの重要な一部であると述べている。

英国では、Carlsberg Marston’s Brewing Company(CMBC)が、2027年までにCarlsberg Danish Pilsner、2031年までにすべての英国ブランドで100%再生大麦を使用することを約束している。

フィンランドでは、 Carlsberg Groupのシネブリチョフが毎年発売している「KOFFクリスマスビール」用に、パートナー農家が再生大麦を供給している。

フランスでは、Kronenbourg SASがすでに45のパートナー農家からトレーサブルな「責任ある大麦」を供給してもらっており、1664ブランドは2026年までにブロンドビールの大麦の100%にこれを使用することを約束している。

【参照ページ】
(原文)Carlsberg Group plans expanded regenerative barley usage across brands in the UK, Finland and France
(日本語参考訳)カールスバーググループ、英国、フィンランド、フランスの各ブランドで再生大麦の使用拡大を計画

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る