2月21日、投資調査会社Morningstarは、環境・社会テーマにわたる特定の国連持続可能な開発目標(SDGs)に沿った収益を持つ企業へのエクスポージャーを投資家に提供することを目的とした新しいベンチマーク群「Morningstar・グローバル・サステナブル・アクティビティ・インボルブメント・インデックス(SAI)」を開始した。
国連SDGsとは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の一部として採択された17項目の目標を指し、貧困と飢餓の撲滅、教育の改善、環境の保護などの目標を掲げ、地球を守り、世界的に生活の質を向上させることを目的としている。
新しいSAIシリーズのインデックス参加企業は、厳格なESGスクリーニングの合格に加え、1つ以上のインパクト・テーマに沿った大規模な収益を上げている必要がある。インデックスのウェイトは、SDGsに関連する活動から得られる収益の割合が最も高い企業に傾斜しており、環境および社会的インパクトのテーマに対するインデックスのエクスポージャーを強化する。
新しいインデックスは、気候変動、人間開発、資源確保、健全な生態系、基本的ニーズなど、特定のインパクトテーマを対象とした5つのインデックスと、3つのマルチインパクトインデックス、グローバルインパクトテーマインデックスでスタートする。
新しいインデックスが利用するESGと収益のスクリーンは、SustainalyticsのESGインパクト・フレームワークに基づいている。Morningstarは2020年にSustainalyticsを買収し、当時、同社のリサーチやソリューションにESGデータやインサイトを統合する予定であると述べていた。
【参照ページ】
(原文)Morningstar Introduces Global Sustainable Activities Involvement Indexes
(日本語参考訳)Morningstar、新しいインデックススイートを提供開始