英首相、ビジネス・エネルギー・産業戦略省の解体と、大規模な再編成

2月7日、ビジネス、貿易、文化を担当する政府省庁が、英首相Rishi Sunak氏によるホワイトホールの大改革の中で大規模な再編成を行ったと発表した。ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)は、経済成長の促進やエネルギー危機への対応を目的とした4つの新しい政府省庁の設立の一環として解体された。

解任されたNadhim Zahawi氏の後任には、貿易大臣を務めていたGreg Hands氏が就任し、商務長官だったGrant Shapps氏は、エネルギー安全保障・ネット・ゼロ担当長官に就任する。国際貿易長官であったKemi Badenochは、ビジネス・貿易省の共同責任者となる。Lucy Fraser氏は文化担当大臣として入閣し、デジタル技術の担当から外され、代わりに創造的な芸術とスポーツに焦点を当てることになる。Michel Donnellan氏は文化省から新設の科学技術省に移る。

1月、Sunak氏は在任中の公約として、インフレ率の半減、経済成長、国家債務の削減、NHSの待機時間の短縮、小型移民船による英仏海峡横断を防ぐための法律制定、の5つを挙げている。輸出入研究所のマルコ・フォルジオン事務局長は、BEISの一部がDITに統合されたことは、より広い英国の成長戦略の中で輸出をよりよく統合する機会であると述べた。

【参照ページ】
(原文)Ministerial Appointments: February 2023
(日本語参考訳)英首相、ビジネス・エネルギー・産業戦略省の解体と、大規模な再編成

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る