J.P. Morgan、炭素回収と木材生産を見据え、約660億円を投資

JP Morgan、Timberlandに約660億円を投資、炭素市場の機会を強調

2月1日、J.P. Morgan Asset Managementのオルタナティブ投資部門であるJ.P. Morgan Global Alternativesは、米国南東部の25万エーカー以上の商業用木材地を5億ドル(約660億円)以上で購入し、土地は炭素回収と木材製品の両方を目的に管理すると発表した。

本取引は、2021年にJP Morganが森林管理およびTimberland投資家のCampbell Globalを買収したことに続くもので、当時「J.P. Morgan Asset Managementは、カーボンオフセット市場が発展すれば、その活発な参加者になることを期待している」と述べていた。

J.P. Morganによると、買収した資産は1800万トン以上のCO2換算の貯留量を含み、そのうち50万トン以上は2021年まで保持されるとのことだ。また、J.P. Morganは、この資産は炭素回収に加えて、持続可能な建築製品の需要拡大に対応するための木材生産に使用される予定である。

【参考ページ】
(参考記事)J.P. Morgan Asset Management Adds $500 Million of Southern Timberland
(日本語参考訳)J.P.モルガン・アセット・マネジメントが5億ドルの南部ティンバーランドを追加投資

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