2月1日、気候分析プロバイダーのRisilienceは、2600万ドル(約34.3億円)を調達したと発表し、調達金は気候リスク評価とネット・ゼロ計画のSaaSプラットフォームの拡張を目的としている。
ケンブリッジ大学ジャッジビジネススクールのリスク研究センターからスピンアウトして2021年に設立されたRisilienceは、企業が低炭素経済下でより収益性の高い事業運営に移行するためのコストと潜在的な財務的影響の測定とバランスをとるためのソリューションを提供している。同社のプラットフォームは、データに基づく洞察を提供し、企業が自社の戦略や事業に対する気候リスクの範囲、大きさ、時間的スケールを定量化することを可能にする。
2,600万ドル(約34.3億円)のシリーズB資金調達ラウンドの終了に伴い、同社は、新しい資金がSaaSプラットフォームの拡張と国際展開に役立つとし、特に、懸案のSEC規則が気候とリスクの開示を義務づける米国市場に注力する計画であると述べている。
Risilienceの顧客には、Nestlé、Burberry、Coca-Cola Europacific Partners、Reckitt、easyJet、Tescoが含まれる。
今回の資金調達は、既存の投資家であるIQ CapitalとNational Grid Partnersに加え、エネルギー転換に特化した投資家であるQuantum Energy PartnersのQuantum Innovation Fundが主導して行った。
【参照ページ】
(原文)Climate Analytics firm Risilience closes $26 million Series B to expand its science-based, climate-risk assessment and net-zero planning platform
(日本語参考訳)Risilience、約34.3億円の資金調達を実施