エネルギー企業VINCI、水素タクシー事業者Hypeに約20億円を投資

VINCI、水素タクシー事業者Hypeに約20億円を投資

1月23日、エネルギーサービス・インフラ企業であるVINCI Energiesは、統合水素モビリティプラットフォームと水素タクシーフリートを運営するHypeへの1,500万ユーロ(約21億円)の出資が完了したと発表した。

2015年に発足したフランスを拠点とするHypeは、供給・生産・流通・利用を統合した水素モビリティ・プラットフォームを開発している。同社は現在、世界最大の水素タクシー隊を運営しており、2025年までにフランス国内および世界各地の15の新地域にプラットフォームを展開する予定である。

今回の出資に伴い、両社は水素モビリティインフラの展開を加速させるための新たな戦略的パートナーシップを発表した。VINCIは、Hypeの独占パートナーとして、大パリ地域における水素製造・供給インフラの建設に協力し、今後3年間で26カ所の地場産水素の充填ステーションを開設する予定である。

さらに、両社はフランスの他の地域や海外にもステーションを展開するために協力するとしている。

【参照ページ】
(原文)VINCI Concessions and Hype form a strategic partnership to accelerate hydrogen mobility
(日本語参考訳)VINCI、水素タクシー事業者Hypeに約20億円を投資

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    2025-10-13

    AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    サステナビリティ情報開示は、アナリスト(人間)が読むことを前提とされた構造になっているが、近年は主…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る