12月19日、オランダ環境NGOのFollow Thisは、欧米の大手エネルギー企業4社に対し、この10年間でより積極的に排出量を削減するよう求める株主決議を提出し、気候目標をめぐる大手石油企業への投資家の圧力を復活させることを目指そうとしている。
本株式決議の中で、地球温暖化を抑制するパリ気候協定の目標に「合致」するよう、2030年までにスコープ3排出量を削減する明確な目標を設定するよう各社に求めている。
同グループによると、この株式決議は、1兆3千億米ドル(約170兆円)以上の運用資産を持つ投資家が共同スポンサーになっているという。
コンサルタント会社のWood Mackenzieによると、企業が販売する製品が燃やされたときに発生する炭素であるスコープ3の排出量は、石油・ガスグループからの炭素排出量全体の80~90%を占めているとのことである。
【参照ページ】
(原文)Leading investors join shareholder activist with climate resolutions at Big Oil
(日本語参考訳)大手投資家が株主運動家と共同でビッグオイルに気候変動に関する決議を提出