Sustainalytics、債券およびプライベート・エクイティ向けのESGリスク評価を開始
12月1日、ESG評価、データ、リサーチプロバイダーのMorningstar Sustainalyticsは、ESGリスク評価サービスの対象を債券、 プライベートエクイティなどの新しい資産クラスに拡大し、中国上場企業を追加することを発表した。
同社によると、今回の発表により、アナリストによるESGリスク評価の対象範囲が約30%拡大し、16,300件以上となった。
SustainalyticsのESGリスク評価は、企業が業界特有の重大なESGリスクにさらされているか、またそのリスクがどの程度管理されているかを測定するために設計されている。 Sustainalyticsのリサーチと格付けは、コーポレートガバナンス、重要なESG課題、特異な課題を中心に行われ、格付けの枠組みは、300以上の指標と1,300以上のデータポイントに裏打ちされた20の重要なESG課題によって裏付けられている。
同社は、債券における持続可能な資金流入の増加、新興市場のESGリスク管理の強化、プライベート・エクイティ市場における持続可能性の機会の増大が見られる一方で、投資家が公開株式以外の資産クラスにおける一貫したESGデータの入手に課題を抱える中、新しいカバレッジが追加されたとしている。
【参照ページ】
(原文)Morningstar Sustainalytics Expands ESG Risk Ratings Coverage to Fixed Income, Private Equity, and China
(日本語訳)Morningstar Sustainalytics、ESGリスク評価の対象を債券、プライベートエクイティ、中国に拡大