QS、世界大学サステナビリティランキングを発表

 

10月26日、QS Quacquarelli Symonds(QS)は初のQS World University Rankings:Sustainabilityを発表した。これは、大学が世界で最も差し迫った環境および社会問題に取り組むためにどのように行動しているかを評価する新しい枠組みである。

700の大学が参加するこのランキングの第1版では、世界最大の環境・社会・ガバナンス(ESG)の課題に取り組む教育機関の能力を測定するために設計された指標で構成される手法を採用している。指標は、持続可能な機関、持続可能な教育、持続可能な研究などの「環境的持続可能性」の指標と、平等、知識交換、教育的影響、雇用可能性と機会、生活の質などの「社会的影響の指標」に分けられる。

カリフォルニア大学バークレー校が世界のトップで、トロント大学とブリティッシュコロンビア大学がそれに続いた。エディンバラ大学(4位)は英国の大学のトップであり、ニューサウスウェールズ大学とシドニー大学はともに5位である。東京大学(7位)はアジアのトップ。ペンシルベニア大学、イェール大学、およびオークランド大学がトップ10位までを占めた。

QS世界大学ランキングトップ20位は以下の通りである。

1 カリフォルニア大学バークレー校(米国)
2 トロント大学(カナダ)
3 ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)
4 エディンバラ大学(英国)
5= ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)
5= シドニー大学(オーストラリア)
7 東京大学(日本)
8 ペンシルベニア大学(米国)
9 イェール大学(米国)
10 オークランド大学(ニュージーランド)
11 ウプサラ大学(スウェーデン)
12 ルンド大学(スウェーデン)
13 グラスゴー大学(英国)
14 カリフォルニア大学デービス校(米国)
15 オーフス大学(デンマーク)
16 オックスフォード大学(英国)
17 ウェスタン大学(カナダ)
18 ニューカッスル大学(英国)
19 ケンブリッジ大学(英国)
20 ハーバード大学(米国)

【参照ページ】
QS World University Rankings: Sustainability 2023

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-11

    ESMA、第2回リスク監視報告書を発表し、ESG投資の減速を指摘

    8月29日、欧州証券市場監督局(ESMA)は2024年の第2回リスク監視報告書を発表した。同報告書…
  2. 2024-9-11

    Microsoft、EDPRと20年間の再生可能エネルギー購入契約を締結

    8月26日、再生可能エネルギー生産会社のEDP Renewables(EDPR)は、Microso…
  3. 2024-9-11

    気候技術企業のCarbon Caputure、DACプロジェクトの一時停止を発表

    8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画に…
ページ上部へ戻る