アリババ、環境に配慮した消費行動を促進する「carbon ledger(炭素台帳)」を開始

8月8日、アリババグループは、環境に優しい行動を取る消費者に報酬を与え、より環境に優しいライフスタイルを促進する「carbon ledger(炭素台帳)」を発表した。

消費者は、エネルギー効率の高い家電製品の購入やリサイクルボックスの設置、テイクアウト注文時の使い捨て食器の廃止など、アリババのエコシステムの中で低炭素な選択をすることでポイントを獲得する。このポイントを利用して、アリババのeコマース・プラットフォームでデジタルバッジやショッピング割引を利用できる。また、消費者はアリババのエコシステムの中でどれだけ二酸化炭素排出量を削減したかを確認できる。

杭州に拠点を置くアリババは、2035年までにデジタルエコシステム全体で1.5ギガトンの二酸化炭素排出量を削減するという目標を掲げている。アリババは、「Scope 3+」の概念を開拓し、プラットフォーム運営者として、より環境に配慮するよう他社に影響を与えることを約束している。

【参照ページ】
(原文)Alibaba Launches Carbon Ledger to Drive Eco-friendly Consumer Behavior
(日本語訳)アリババ、環境に配慮した消費行動を促進する「炭素台帳」を開始

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る