DSM、気候変動に関する目標を加速、2030年までに再生可能エネルギー100%を約束

DSM、気候変動に関する目標を加速、2030年までに再生可能エネルギー100%を約束

8月2日、栄養・健康・持続可能な生活企業であるRoyal DSMは全世界の電力を100%再生可能エネルギーから購入することを誓約するなど、2030年の気候目標を加速させることを発表した。

新たな再生可能電力100%目標は、2019年に設定した75%目標を更新するものだ。DSMは、オランダと北米の事業全体で100%を含め、当初予想より8年早く77%の再生可能エネルギー電力を達成したと表明している。

DSMは昨年、気候変動に関する目標の更新を発表し、2030年までに排出量を従来の30%から半減させるという目標を掲げている。今回の発表により、これまでの進捗を考慮した上で、59%の削減を目指すことになる。DSMは、Science Based Targets initiative (SBTi)による審査を受けるため、計画を提出したと発表している。

間接的なバリューチェーンにおいて、DSMは、GHG排出量の相対的な強度目標から絶対的な削減目標に移行すると表明した。正確な目標は現在確定しており、2023年のSBTiで検証を提案する予定だ。

【参照ページ】
(原文)DSM sets new climate targets to accelerate route to net-zero
(日本語訳)DSM、ネットゼロへの道を加速するため、新たな気候目標を設定

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-22

    経済産業省、企業の競争力強化を目指す「ダイバーシティ経営レポート」を発表

    4月7日、経済産業省は「多様性を競争力につなげる企業経営研究会」の議論を基に、企業価値向上につなが…
  2. 2025-4-21

    中国財政部、6億元規模の人民元建てグリーンボンドをロンドン証券取引所に上場

    4月3日、中国財政部(MOF)は、人民元建てグリーンボンド6億元分(満期3年および5年、約118億…
  3. 2025-4-18

    IFRS財団とTNFD、自然関連財務情報開示で正式に協働へ

    4月9日、IFRS財団と自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、自然資本に関する情報開示…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る