7月5日、食品大手Danoneは、 植物性タンパク質を60%配合した、ベジタリアン向けに作られた初の粉ミルク「Dairy & Plants Blend」の発売を発表した。
欧州では、消費者の3分の1以上(37%)がヴィーガン、ベジタリアン、フレキシタリアンの食事を選択し、約70%(69%)の親が自分の子どもに植物由来の食品を多く与えたいと考えており、植物由来の食品需要が大幅に増加している。
Danoneは、50年以上にわたる母乳の高度な研究と植物由来の製品の先駆的な経験を活かし、乳製品と植物の両方の長所を組み合わせた栄養的に完全な粉ミルク、「Dairy & Plants Blend」を新たに開発した。本製品は、必要なタンパク質の半分以上を大豆から摂取する、ベジタリアン向けの初めてのブレンド粉ミルクだ。
また、「Dairy & Plants Blend」は、植物の風味をマイルドに表現しており、乳幼児が植物の風味に親しみ、将来の食の嗜好を形成することを目的としている。
本製品は、他の粉ミルクと比較して1パックあたりの二酸化炭素排出量を約30%削減する。これは、「Dairy & Plants Blend」の粉ミルクに含まれる植物由来成分の割合が高いことや、完全リサイクル可能なパッケージがカーボンフットプリントの低減に寄与しているためだ。
Danoneの「Dairy & Plants Blend」は、まずオランダで「Nutrilon」ブランドとして発売され、今年後半には他の国でも「Aptamil」ブランドとして発売される予定だ。
【参照ページ】
(原文)Danone Marks Industry 1st With Launch Of New Dairy & Plants Blend Baby Formula
(日本語訳)食品大手Danone、業界初の「乳性・植物性混合ミルク」を発売