PepsiCo、Iberdrolaと協力し、スペインとポルトガルの全拠点で再生可能エネルギーによる電力供給を実現

7月12日、食品・飲料大手のPepsiCoは、世界的なエネルギー企業であるIberdrolaとの新たな長期売電契約(PPA)により、スペインとポルトガルの全事業所の電力に再生可能エネルギーを供給することを発表した。

Iberdrolaは、PepsiCoの11の工場、施設、物流、配送センターに、スペインで開発中のフランシスコ・ピサロ太陽光発電(PV)施設からグリーンエネルギーを供給する予定だ。同施設は、年間15万トンのCO2排出を抑制することが期待されており、設置容量590MWの欧州最大の太陽光発電所となる予定だ。

本契約は、PepsiCoが2040年までにネット・ゼロを達成するという目標に貢献し、同社のサステナビリティフレームワーク「pep+」の一部を形成している。また、PepsiCoは2020年に、2030年までに全世界の自社所有・管理事業で、2040年までにフランチャイズ事業とサードパーティ事業全体で、再生可能エネルギー100%の電力を調達する目標を発表している。

PepsiCoは最近発表したESGレポートの中で、直営事業における世界の電力需要の70%を現在再生可能エネルギーで賄っていることを明らかにしている。

【参照ページ】
(原文)PepsiCo teams up with Iberdrola to drive green electricity at all of its sites in Spain and Portugal

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る