スタンフォード大学、サステナビリティ・気候変動学部を設立

スタンフォード大学、サステナビリティ・気候変動学部を設立

5月4日、スタンフォード大学は、ベンチャーキャピタリストのジョン・ドア氏とその妻で元環境防衛基金の理事・現顧問であるアン・ドア氏からの11億ドル(約1,443億円)の寄付と、その他の寄付者からの約6億ドル(約787億円)の寄付を基に、今秋にスタンフォード・ドア・スクール・オブ・サステナビリティを設立すると発表した。

スタンフォード大学が70年ぶりに設立する新スクールは、地球規模の気候危機解決を加速し、世界中の人々と生態系が直面するサステナビリティに関する緊急課題に取り組む。新スクールの具体的な研究分野は、気候変動、地球惑星科学、エネルギー技術、持続可能な都市、自然環境、食糧と水の安全保障、人間社会と行動、人間の健康と環境などである。

スタンフォード大学は、学部、研究所とイニシアチブ、サステナビリティ・アクセラレータの3つの構成からなる新スクールを発表した。学部は、既存の学部と、海洋、環境行動、環境と生態系、気候科学、地球環境政策などの新設予定学部から構成され、当初は90名、10年間でさらに60名の追加を予定している。

同校の研究所は、エネルギー、環境、持続可能な社会に関する重要な課題や、新たな研究領域について、大学内の専門分野をつなぐ役割を果たす。

サステナビリティ・アクセラレーターは、テクノロジーの柱と政策の柱を持ち、気候やサステナビリティの緊急課題に対する政策やテクノロジーのソリューションを推進し、地域や世界のパートナーを通じてそれを拡大し、すべての人々、特に環境破壊や気候変動の影響を最も受ける人々のためを目的とする。

【参照ページ】
(原文)Stanford Doerr School of Sustainability, university’s first new school in 70 years, will accelerate solutions to global climate crisis
(日本語訳)スタンフォード大学、サステナビリティ・気候変動学部を設立

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