4月28日、ETFプロバイダーおよび資産運用会社のウィズダム・ツリーは、廃棄物発電およびリサイクル技術に関連する企業を追跡することにより、世界の脱炭素メガトレンドへのエクスポージャーの提供を目的としたETFである「ウィズダム・ツリー・リサイクル・脱炭素UCITS ETF(WRCY)」の提供を開始すると発表した
本ETFは、廃棄物発電およびリサイクル関連事業の脱炭素化により収益、営業利益、または資産を獲得している世界中の取引所の企業を含む、Tortoise Recycling Decarbonization UCITS Indexのパフォーマンスに連動している。
廃棄物発電とは、ゴミや家畜の糞尿、農作物、動物性油脂などの廃棄物からエネルギーを生成するプロセスである。廃棄物から再生可能な天然ガスやディーゼルを作り、発電や圧縮天然ガス自動車(RNG)、トラック用ディーゼル(RND)などの輸送用燃料として使用する。RNDは従来のディーゼルに比べて温室効果ガス(GHG)排出量が50~80%少なく、RNGはマイナス排出が可能である。
今回のETFは、持続可能金融情報開示規則(SFDR)の第9条ファンドに分類されている。指数構成銘柄は、テーマに対する収益エクスポージャーと炭素排出量の報告状況に基づいて選択・加重される。例えば、負の炭素排出量を報告している企業は、正の炭素排出量または非報告の企業よりも2倍高いウェイトを持つ。
【参照ページ】
(原文)WisdomTree Launches the World’s First Recycling for Decarbonisation UCITS ETF
(日本語訳)ウィズダム・ツリー、世界初の脱炭素社会のためのリサイクルUCITS ETFを販売開始