スミスフィールド・フーズ、新サステナビリティ目標により食品ロスと廃棄物の削減を目指す

スミスフィールド・フーズ、新サステナビリティ目標により食品ロスと廃棄物の削減を目指す

タンパク質製造・食品加工会社のスミスフィールド・フーズは、2030年までに米国の直営事業所における食品ロス・廃棄物を全体で50%削減するという新たな目標を発表した。

スミスフィールドフーズは、この新たなコミットメントにより、米国農務省(USDA)および米国環境保護庁(EPA)の「U.S. Food Loss and Waste 2030 Champions」に、食品ロス・廃棄物の削減を公約している民間企業・団体として、アマゾン、ウォルマート、ユニリーバ、ペプシコなどの企業に加わることを表明した。

本発表は、2021年6月に発表した一連のサステナビリティコミットメントに続くもので、同社の国内サプライチェーン全体のGHG排出量を30%削減するという2030年目標や、電力の50%を再生可能エネルギーで調達するという目標などが含まれている。また、2025年までに米国内の4分の3の施設で廃棄物ゼロエミッションを達成することを目標としている。

またスミスフィールド・フーズ社は、10x20x30イニシアティブへ参画する。これは世界最大級の食品小売業者および食品供給業者10社以上が参加し、2030年までに食品のロスと廃棄を半減させるために、少なくとも20社のサプライヤーを関与させることを目的としたイニシアティブである。

【参照ページ】Smithfield Foods Commits to Reduce Food Loss and Waste 50% by 2030

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-12

    BCG支援のVC、Bキャピタル、気候変動プラットフォームのリードへ向け新たな幹部を発表

    4月8日、マルチステージのベンチャー投資会社であるBキャピタルは、気候変動投資プラットフォームの拡…
  2. 日本、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    2024-4-11

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    4月3日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、IFRS財団の国際サステナビリティ基準委員会(…
  3. 2024-4-11

    ブラックロック、ESG政策を理由に1.3兆円の資産売却を決定したテキサス州を「無謀」とし、再考を促す

    3月21日、ブラックロックは、テキサス州教育委員会がエネルギー企業への「ボイコット」とESG投資慣…

アーカイブ

ページ上部へ戻る