ドイツポストDHL、レターメールの輸送に伴う二酸化炭素排出量をすべてオフセット

ドイツポストDHL、レターメールの輸送に伴う二酸化炭素排出量をすべてオフセット

ロジスティクス大手のドイツポストDHLグループは、郵便・宅配便事業を行うドイツポストが、レターメール事業で発生するすべての二酸化炭素排出量を、顧客に追加料金なしでオフセットすることを発表した。

今回の取り組みは、ドイツポストおよびDHLのお客様に提供している「GoGreen」サービスに基づくもので、国際的に認知された気候保護プロジェクトへの投資を通じて、輸送時に発生する排出量を相殺することで気候変動に左右されない輸送の選択肢を提供する。ドイツポストおよびDHLは、顧客が持続可能性に貢献し、CO2の絶対量を削減できるよう、さらなるオプションや排出削減製品の導入を目指していきたいと考えている。

本発表以前は、GoGreenは顧客に有料で提供されており、年間5万点以上の出荷量がある法人顧客のみが利用可能だった。ドイツポストによると、2020年の約65億通の取扱量に基づくと、このプログラムの拡大により30万トン以上のCO2排出量が相殺されることになる。

今回の取り組みは、昨年発表したDHLのサステナビリティロードマップに続くもので、このロードマップには、より野心的な気候目標の導入を含む一連の脱炭素化および環境サステナビリティに関するコミットメントが含まれており、CO2排出量削減のための対策に今後10年間で70億ユーロの投資を計画している。

【参照ページ】CO2 emissions from mail transport automatically offset as of 2022

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る