第一生命など国内主要金融機関、インパクト・ファイナンス促進のイニシアティブを開始

第一生命など国内主要金融機関、インパクト・ファイナンス促進のイニシアティブを開始

第一生命グループ、MUFG銀行、三井住友海上など、日本を代表する21の金融機関は、社会・環境問題に対する投融資活動が生み出す変化の測定と管理を促進し、日本におけるインパクト重視のファイナンスの拡大を支援することを目的とした「Japan Impact-driven Financing Initiative」の立ち上げを発表した。

この新しい枠組みは、社会イノベーション・投資財団とインパクト重視の金融機関が主導し、日本の

金融業界が自律的かつ持続的にインパクト重視の投融資を展開できるようにすることを目的としている。署名者によると、日本のインパクト投資はまだ初期段階にあり、金融セクターがより大きな規模でポジティブな成果を生み出すためには、金融機関が努力を共有し、これらの活動のレベルを向上させる必要がある。本イニシアティブは、日本の金融業界をよりインパクト志向に進化させることを目的としている。

署名者の行動としては、各金融機関でのインパクト投資の実践、意思決定の原動力としてのインパクト測定・マネジメント(IMM)の統合、行動計画の策定、署名者の実務レベルでの共同行動、IMMの実施を日本の金融業界全体に普及させるための協力、グローバルなイニシアティブへの参加などがあり、日本の金融業界が持続的かつ自律的にインパクト投資を展開できるようになるまで、これらの活動を継続する。

署名機関は、アセットマネジメントOne株式会社、ANRI株式会社、株式会社環境エネルギー投資、株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ、京都信用金庫、グローバル・ブレイン株式会社、株式会社静岡銀行、株式会社新生銀行、第一勧業信用組合、第一生命保険株式会社、但馬信用金庫、日本ベンチャーキャピタル株式会社、Beyond Next Ventures株式会社、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社、プラスソーシャルインベストメント株式会社、三井住友トラスト・ホールディングス株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、リアルテックホールディングス株式会社、株式会社りそなホールディングス、立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合。

【参照ページ】インパクト志向金融宣言


以降のコンテンツは無料会員登録を行うと閲覧可能になります。無料会員登録を行う

すでに登録済みの方はログイン画面へ

[/um_loggedout]

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る