脱炭素化の影響で、産業機械の受注高が減少

脱炭素化の影響で、産業機械の受注高が減少

4月の産業機械の受注高は、前年同月比9・1%減の3412億7900万円と2カ月連続で減少した。二酸化炭素の排出を低減する「脱炭素化」により、同分野の受注環境が厳しくなりつつある。
製造業向けは前年同月に比べて約25%伸び、「全体的に設備投資の持ち直しの動きが見られる」としている。

一方、外需は同2・1倍の1092億8500万円と大幅に増えた。また主要約70社の輸出契約高は同2・2倍の985億5600万円だった。地域別構成比はアジアが約6割、ロシア・東欧が約2割を占めた。プラント案件はなかった。

機種別では化学機械がアジアでの増加により同約14倍となったほか、プラスチック加工機械や風水力機械、変速機なども前年実績を上回った。

【参照ページ】産業機械の受注高が減少、背景に「脱炭素化」の影響あり

関連記事

サスティナビリティ情報開示の潮流へのリンク

ピックアップ記事

  1. 2023-12-6

    CREA、2024年に中国の二酸化炭素排出量が減少に転じる可能性を示唆

    11月13日、フィンランドの環境シンクタンクである「エネルギー・クリーンエア研究センター(CREA…
  2. シュナイダーエレクトリックとアルセロール・ミタル、再生鋼板「XCarb RRP」の供給に関するパートナーシップを締結

    2023-12-6

    シュナイダーエレクトリックとアルセロール・ミタル、再生鋼板「XCarb RRP」の供給に関するパートナーシップを締結

    11月15日、仏国の重電設備大手、シュナイダーエレクトリックは、ルクセンブルクの製鉄世界大手、アル…
  3. 2023-12-6

    RANのランキング、食品・消費財大手10社のサプライチェーンにおける森林破壊と人権の評価

    11月17日、環境NGOレインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)は食品・消費財大手10…

アーカイブ

ページ上部へ戻る