ENEOS、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社を買収

10月11日、ENEOS株式会社は、ゴールドマン・サックスのアセット・マネジメント部門が運用するインフラファンド及びシンガポール政府投資公社の関連会社が間接的に保有するジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(JRE)の全株式取得を決定した。本取引によりJREはENEOSの孫会社となる。

ENEOSグループは、2040年長期ビジョンにおけるありたい姿として、「アジアを代表するエネルギー・素材企業」、「事業構造の変革による価値創造」、「脱炭素・循環型社会への貢献」を掲げた。
石油精製販売をはじめとする基盤事業のキャッシュフロー最大化を図りつつ、その他成長事業への戦略投資を積極的に進めている。

JRE全株式取得後のENEOSの国内外における運転中・建設中の再生可能エネルギーの総発電容量は、約122万kW(2021年9月時点)となる。今後、ENEOSは、これまで培ってきたエネルギー事業者としての知見と、JREの事業開発能力を結集して、日本を代表する再生可能エネルギー事業者を目指していく。
また、将来的には再生可能エネルギー電源を、蓄電池やEVを用いて最適に制御するエネルギーマネジメントシステム(EMS)と組み合わせることで、CO2フリー電気を安定的かつ効率的に供給できる体制の構築を目指している。また、CO2フリー水素サプライチェーン構築への貢献も期待されている。

ENEOSグループは、再生可能エネルギーをはじめとした環境配慮型エネルギーの供給を積極的に推進することにより、持続可能な開発目標の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標11「住み続けられるまちづくりを」および目標13「気候変動に具体的な対策を」につながる脱炭素・循環型社会の実現に貢献していくとしている。

【参照ページ】
当社子会社によるジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社の株式取得
(連結子会社の異動を伴う孫会社化)に関するお知らせ

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る