脱炭素でも深刻な「熱」問題 新素材で解決目指す

脱炭素でも深刻な「熱」問題 新素材で解決目指す

データセンターの新増設ラッシュや電気自動車(EV)の普及などに伴い電子機器が発する「熱」が課題になっている。熱を冷やすための電力消費量は増えており、「脱炭素」でも残る難題だが、名古屋大学発スタートアップのU-MAP(ユーマップ、名古屋市)が新素材を量産加工できるノウハウを確立を目指している。

その新素材は単結晶窒化アルミニウム。電子機器の樹脂に混ぜると放熱性が従来に比べ約2倍になるケースがあるが、樹脂と混ぜ合わせる技術が難しい。

U-MAPは樹脂と混ぜ合わせるノウハウをライセンス技術として販売。サーバー機器やCPU(中央演算処理装置)用の封止材料、EVやロボット向けのインバーターなどこれまでU-MAPには200社から引き合いがきている。サンプル販売は海外も含め80社にのぼっている。

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