アラブ石油投資会社(APICORP)、エネルギー転換の取り組みを強化。新たなESGポリシーフレームワーク策定

アラブ石油投資公社(APICORP)は2021年9月13日、新たなESGポリシーフレームワークを策定した。

ARICORPは、エネルギー転換を促進するため、特にMENA地域のグリーンエネルギー関連事業やサステナブルなエネルギー企業に対し今後2年間で、10億米ドルを拠出する計画で、同時に、ステークホルダーとの積極的なエンゲージメントを通して、2023年末までにARICORPの全資産のESGフットプリントを測定することも視野に入れている。

ARICORPは、環境保護、社会的責任、強力なガバナンスに対する取り組みを正式に規定することを方針としており、「責任ある銀行・投資業務」、「社会的包摂と連携」、「財務回復力とガバナンス」を3本の柱とするこの包括的なフレームワークは、その重要な要素となる。このフレームワークではESGのリスクや機会の特定、測定、管理、モニタリング、報告についても規定し、ARICORPにおける基盤、倫理と価値、ダイバーシティとインクルージョン、社員エンパワーメント関連の基準も設定している。

【参照ページ】
(原文)New Environmental, Social, and Governance (ESG) Policy Framework reinforces APICORPS’s commitment to the Energy Transition
(日本語訳)アラブ石油投資会社(APICORP)、エネルギー転換の取り組みを強化。新たなESGポリシーフレームワーク策定

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る