12月19日、積水化学工業は、省エネ地域区分5~7地域で展開する平屋及び2階建ての戸建全商品において断熱等性能等級(断熱等級)6仕様を標準化すると発表した。断熱等級6仕様の標準採用は、2025年4月に予定されている義務化基準(断熱等級4相当)や2030年に国が目指す基準引き上げ(断熱等級5相当、ZEH水準)を上回る水準となる。
国土交通省は、2022年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」を改正し、新たに断熱等級6、7を新設した。さらに、断熱等級5以上を長期優良住宅の基準のひとつとして、住宅ローン控除や不動産所得税の減税、住宅ローン金利の優遇なども設けている。
同社は、今回掲げた目標を達成するため、工場生産技術を活かした「あったかしっかり断熱」で高気密・高断熱仕様の住まいを提供する。鉄骨系は高強度の柱と梁を繋ぎ合わせた筋交いの無いボックスラーメン構造、木質系は2×6材の強い壁・床を金物で一体化したアルティメイトモノコック構造により、各商品の特長を活かした自由度の高いプランニングが可能な「ユニット工法」を採用する。