21世紀金融行動原則事務局、2022年の環境大臣賞の選定企業を発表

21世紀金融行動原則事務局、2022年の環境大臣賞の選定企業を発表

3月8日、21世紀金融行動原則事務局は、2022年の環境大臣賞(最優良取組事例)の選定企業を発表した。

環境大臣賞は以下である。
総合部門では、三井住友トラスト・ホールディングスの「インパクトビジネスの展開と、りそなアセットマネジメントの「グローバルインパクト投資ファンドによる気候変動問題の課題解決に向けた取組」が選定された。

地域部門では千葉銀行の「サステナブル・ファイナンス推進及びESG要素を考慮した事業性評価の取組」が選定された。

最優良取組事例の選定委員会は、2050年のカーボンニュートラルの実現へ向けての取組をスピードアップと共にレベルアップしていかねば、問題解決に間に合わないだけでなく、世界との競争に於いて日本が置いてけぼりを喰いかねないという危機意識を委員全員で共有して選定作業に当たったと述べる。

選定委員会は日本の金融機関への期待として、以下を挙げた。

  • 短期と中長期のバランスの取れた金融サービス
  • 課題を抱えながらも社会の基盤を支える地域や中小企業などへの長期的支援
  • 女性や若年層、更には、障がい者など、社会的弱者への配慮
  • 個別の金融商品レベルにとどまることなく、経営の在り方自体を見直す本質的な転換

【参照ページ】
2022年度 選定結果

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る