9月16日、スポーツウェアメーカーのアシックスは、低炭素素材や技術、デザインにこだわったスニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95」を本日発売した。
同社によると、GEL-LYTE III CM 1.95は、1足あたりのカーボンフットプリントがわずか1.95kgであり、現在市販されているスニーカーの中で最もCO2排出量が少ないスニーカーであるとのことである。
アシックスは、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者と10年にわたるパートナーシップを結び、製品のライフサイクル全体におけるCO2eインパクトを正確に測定する方法を評価した結果、今回の発売が実現したと述べている。本研究により、製品のライフサイクルの4つの段階(素材、製造、輸送と使用、廃棄・リサイクル)において、省エネにつながる改善がなされた。
スニーカーモデルGEL-LYTE III CM 1.95の主な素材の革新には、カーボンネガティブ発泡体やリサイクル・溶液染色ポリエステルが含まれる。アシックスは、2030年までにポリエステルの100%をリサイクル原料から調達する目標を掲げている。また、テープ状の素材を使用した新しい構造を採用することで、より少ない材料使用量と製造段階での100%再生可能エネルギーの使用を可能にしている。