Comcast、2030年までにネットワークのエネルギー効率を2倍にすることを約束

 

9月19日、通信大手のComcastはネットワークの効率を2倍に高め、2030年までにデータ1単位あたりの消費電力を半減させるという新たな目標を発表した。

同社によると、今回の発表は、Comcastの “ネットワークをより持続可能な形で成長させる “という取り組みの一環である。Comcastは昨年、2035年までに全世界の事業でカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げている。同社の排出量の大部分は、購入した電力が占めている。本目標を達成するための取り組みとして、ネットワークや事業運営に必要な再生可能エネルギーへの投資、よりエネルギー効率の高い技術や設備への移行などが挙げられる。

Comcastは、ネットワークの効率を向上させるために進めてきた取り組みについて説明した。これには、仮想クラウドベース技術への投資が含まれており、新しい仮想プラットフォームでは、ヘッドエンド、ハブ、データセンターをより集中化し、データ単位当たりのハードウェア、スペース、エネルギーを削減することができる。

本目標は、今年初めに同社がクリーンエネルギーソリューションのサプライヤーであるConstellationと250MWの太陽光発電の調達で合意したと発表したことに続くもので、Comcastの米国事業の約12%および中部大西洋岸事業の大部分に十分な電力を供給することができる。

【参照ページ】
(原文)Comcast Announces Plan to Power a Greener Internet, Double Network Energy Efficiency by 2030
(日本語訳)Comcast、2030年までにネットワークのエネルギー効率を2倍にすることを約束

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-12

    EU加盟27カ国、2040年温室効果ガス削減目標で合意 

    11月5日、欧州連合(EU)の27加盟国は、2040年までに温室効果ガス(GHG)排出を1990年…
  2. 2025年・COP30開幕!サステナビリティ経営・実務における注目テーマ整理/実務への影響解説

    2025-11-11

    2025年・COP30開幕!サステナビリティ経営・実務における注目テーマ整理/実務への影響解説

    11月10日から21日まで、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の第30回締約国会議(COP30)…
  3. 【PR】11/27   CSAを通じたESG活動の進化 ~評価視点と企業価値向上の実践アプローチ

    2025-11-11

    【PR】11/27 CSAを通じたESG活動の進化 ~評価視点と企業価値向上の実践アプローチ

    S&Pグローバル x ANAホールディングス 対談 概要 テーマ:C…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る