ブリヂストン、EV対応のスタッドレスタイヤ「ブリザック」を発表。脱炭素も実現

タイヤ進化、スタッドレス向上で事故防止 脱炭素へEV向け「エアレス」加速

冬のすべりやすい路面でも安全に運転できるスタッドレスタイヤの進化に加え、電気自動車(EV)の普及にも対応した、空気不要の「エアレスタイヤ」の開発が加速している。

ブリヂストンは、9月1日からスタッドレスタイヤ「ブリザック」を順次発売する。すべり防止としての独自技術「発泡ゴム」などを進化させ、タイヤが路面をとらえて張り付く力を改善。従来製品と比べ、氷上ブレーキ性能を20%、タイヤを摩耗しにくくさせる性能も17%向上させた。

さらにエアレスタイヤは、空気がクッションの役割を担う従来のタイヤと異なり、空気の代わりに樹脂製の柱を配置して車体を支える仕組みだ。廃棄するタイヤも減らせることができ、EV車のさらなる普及による脱炭素の実現も可能となる。

【参照ページ】氷上性能120%到達「曲がる、止まるは、新たな次元へ。」 乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3」を9月より発売

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-24

    GHGプロトコル、企業排出報告の信頼性向上へ―新たな公開協議を実施

    10月20日、温室効果ガス(GHG)排出会計の国際基準を策定するGHGプロトコルは、Scope2基…
  2. <最新>SBTi FLAGの概要とガイダンスの改訂ポイント

    2025-10-20

    <最新>SBTi FLAGの概要とガイダンスの改訂ポイント

    2025年10月に、SBTi(Science Based Targets initiative)は…
  3. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る