ブリヂストン、EV対応のスタッドレスタイヤ「ブリザック」を発表。脱炭素も実現

タイヤ進化、スタッドレス向上で事故防止 脱炭素へEV向け「エアレス」加速

冬のすべりやすい路面でも安全に運転できるスタッドレスタイヤの進化に加え、電気自動車(EV)の普及にも対応した、空気不要の「エアレスタイヤ」の開発が加速している。

ブリヂストンは、9月1日からスタッドレスタイヤ「ブリザック」を順次発売する。すべり防止としての独自技術「発泡ゴム」などを進化させ、タイヤが路面をとらえて張り付く力を改善。従来製品と比べ、氷上ブレーキ性能を20%、タイヤを摩耗しにくくさせる性能も17%向上させた。

さらにエアレスタイヤは、空気がクッションの役割を担う従来のタイヤと異なり、空気の代わりに樹脂製の柱を配置して車体を支える仕組みだ。廃棄するタイヤも減らせることができ、EV車のさらなる普及による脱炭素の実現も可能となる。

【参照ページ】氷上性能120%到達「曲がる、止まるは、新たな次元へ。」 乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3」を9月より発売

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