山梨県、脱炭素で産業集積 グリーン水素の実験開始

山梨県、東レ、東京電力ホールディングス及び東光高岳は、再生可能エネルギーの電力でグリーン水素を製造し、化石燃料の利用を低減させることを目的としたP2G(パワー・ツー・ガス)システムを共同で開発しており、今年6月より試運転を開始した。

今回の試運転は本年秋頃までを予定しており、水素の製造及び貯蔵等に係る試験調整を行いつつ、山梨県内の工場やスーパーマーケットへ輸送し利用する一貫したシステムにより、社会実証試験を全国に先駆けて開始する。今後は、段階的に水素の製造量を増加させ、年内を目途に、当初の計画である「1時間あたり300Nm3、年間45万Nm3」の水素による本格的な実証試験へと移行する計画だ。

【参照ページ】グリーン水素へのエネルギー転換プロジェクト「H2-YES」におけるP2Gシステムの試運転開始について

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る