環境省、潮流発電による地域の脱炭素化モデル構築事業の採択案件を発表

3月14日、環境省は「潮流発電による地域の脱炭素化モデル構築事業」の採択案件を発表した。九電みらいエナジーと、長崎海洋産業クラスター形成推進協議会による事業案を採択した。

本事業では、一定した潮汐力によって年間を通じて安定的に発電でき系統に与える影響が小さいといった利点を持つ潮流発電を用いることで、日本の海域に適した技術およびシステムによるビジネスモデルの構築、および離島を含む地域の脱炭素化の促進を目指す。また、商用規模(1.1MW)の発電出力を有する潮流発電機を実証するとともに、メンテナンス手法やビジネスモデルを検討し、さらに地域との共生、環境アセスメントの実施、標準化手法などの確立を検討する。

【参照ページ】
令和4年度潮流発電による地域の脱炭素化モデル構築事業の公募採択案件について

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