
ESG投資は一時のブームを経て、いま転換点にある。政治的・制度的反発、透明性への疑義、そして投資リターンへの懸念など、まさに「ESG」の意義が問い直されている。
一方で、「社会課題の解決と事業の両立」を目的としたインパクト投資には、改めて注目が集まっている。
インパクト投資への関心の高まりを受け、2026年米国では、新たなインパクト投資の取引所である「Green Impact Exchange(GIX)」が設置される予定だ。本稿では、GIX設立の背景と上場要件を読み解きながら、サステナビリティを軸とする企業と投資家の新たな潮流について考察する。
サステナビリティ経済と新たな取引所の誕生
2025年4月、米国証券取引委員会(SEC)はGIXのForm 1申請を承認した。GIXは、サステナビリティに特化した初の国家公認証券取引所として、2026年初頭の開設を目指している。
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執筆者紹介
![]() | 竹内 愛子 (ESG Journal 専属ライター) 大手会計事務所にてサステナビリティ推進や統合報告書作成にかかわるアドバイザリー業務に従事を経て、WEBディレクションや企画・サステナビリティ関連記事の執筆に転身。アジアの国際関係学に関する修士号を取得、タイタマサート大学留学。専門はアジア地域での持続可能な発展に関する開発経済学。 |