【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

EUにて2024年に導入が予定されていた森林破壊防止規則(EUDR)は、2025年12月への適用延期が決定していたが、ついに、2025年4月15日に、実務負担の軽減を目的とした簡素化措置の具体的な内容が発表された。

本記事の前半ではEUDRの概要と延期や対象の整理を、後半では簡素化の主な4つのポイントと今後の対応指針を説明する。現在、CSRD・ESRSやCSDDDでも簡素化の検討が進む中、欧州におけるサステナビリティ規制の最新動向を正確に把握しておくことが求められている。なお、文末には細かな実務対応ポイント(梱包の考え方など)に関する参考情報や参照先も載せているので注目されたい。

EUDRとは

EUDR(EU Deforestation Regulation/欧州森林破壊防止規則)は、パーム油、牛肉、木材、ココア、コーヒー、ゴムおよびその関連商品の輸出入において、事業者や個人が「森林破壊に関与していない」ことを示すDue Diligence Statements(DDS:デューデリジェンス・ステートメント)の提出を求める規制である。


つづきは無料会員登録(名前・メール・会社名だけ入力)を行うと閲覧可能!!

会員登録の4つの特典

定期便!新着のESGニュース

読み放題!スペシャリスト解説

速報!お役立ち資料・ツール

会員特別イベントのご案内!

すでに登録済みの方はログイン

執筆者紹介

竹内 愛子 (ESG Journal 専属ライター)
大手会計事務所にてサステナビリティ推進や統合報告書作成にかかわるアドバイザリー業務に従事を経て、WEBディレクションや企画・サステナビリティ関連記事の執筆に転身。アジアの国際関係学に関する修士号を取得、タイタマサート大学留学。専門はアジア地域での持続可能な発展に関する開発経済学。

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-6-3

    ESGデータ管理のNovisto、シリーズAで800万ドルを調達 欧州市場へ拡大へ

    5月、ESGデータ管理ソリューションを提供するNovistoは、シリーズA資金調達ラウンドで800…
  2. 2025-6-2

    米洋上風力、工事停止命令解除で再開。27年正行運転目指す

    5月20日、米国ニューヨーク州沖で建設が進められていた洋上風力発電プロジェクト「エンパイア・ウィン…
  3. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る