1月8日、英国を拠点とする再生可能エネルギー企業ローカーボンは、カナダのケベック州に本社を置く炭素除去プロジェクト開発企業ディープスカイと、電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。今回の契約により、カナダのレスブリッジ1太陽光発電プロジェクトから年間10GWhの再生可能エネルギーが、アルバータ州にあるディープスカイの初の炭素除去施設「ディープスカイ・アルファ」に供給される。
本合意は、ディープスカイ・アルファの運営に必要なすべての電力をクリーンエネルギーで賄うものであり、ローカーボンのIPPとしての地位をさらに強固にするものである。また、ローカーボンは今年初めにロイズ・バンキング・グループとも英国の太陽光発電所から50GWhの再生可能エネルギーを供給するPPAを結んでおり、再生可能エネルギー供給への積極的な姿勢を示している。
ローカーボンのCEOは、ディープスカイとの新たなパートナーシップを「ディープスカイの画期的なプロジェクトを支える重要な再生可能エネルギーの提供」とし、PPAがエネルギーの脱炭素化を促進する重要な役割を果たすと強調した。一方、ディープスカイのCEOダミアン・スティール氏も、「アルバータ州でのプロジェクトの成功に向けて、ローカーボンと協力できることを誇りに思う」と述べている。
本契約は、気候変動への取り組みを加速させる一方で、再生可能エネルギーへのアクセスを拡大する組織の増加を反映している。
【参照ページ】
(原文)Low Carbon signs long-term Power Purchase Agreement with carbon removal project developer Deep Sky
(日本語参考訳)ローカーボン、炭素除去プロジェクト開発企業ディープスカイと長期売電契約に調印