
10月22日、ENGIEはAppleと最長15年の再生可能電力購入契約(PPA)を締結した。本契約に基づき、ENGIEは南イタリアにおいて、2つの風力発電所(計74MW)、既存風力の再開発(11MW)、および2つのアグリボルタイクス発電所(88MW)を建設する。総設備容量は173MWで、年間発電量は4億kWh超を見込む。稼働開始は2026年から2027年にかけて予定されている。
生産電力量の80%はAppleに供給され、残り20%は電力網に送電される。これにより、年間約30,000世帯分の電力需要に相当し、毎年160,000トン以上のCO₂排出が削減される見込みだ。
ENGIEのエドゥアール・ネヴィアスキは「多様な技術を組み合わせた戦略的パートナーシップにより、サステナビリティ移行を加速する」と述べた。ENGIEは再生可能PPAを脱炭素の主要手段と位置付け、価格安定・市場変動リスク軽減・排出削減を企業に提供している。
ENGIEは2024年には4.3GWの再エネPPAを契約しており、イタリアでは2030年までに設備容量1.6GWを目指す。現在、同国での稼働・建設中の容量は773MWに達する。
















